この言葉を頼りに待った。何もない田舎の空港で待ちつづけた。
やっと一台が来た。ワーカーグループのタクシーだった。タクシーに乗り込んだ中の一人が窓から顔を出して、
「…エリアに行くなら乗ってけよ」
「有難う。でも行き先も違うし、それに別にタクシーを頼んであるから」
この国には本当に親切な人が多い。
いよいよ我々が残った。建物のかげが長く伸びすっかり夕方になってきた。さすがに不安になってもう一度電話をかけた。
「ハロー、園田だけど」
「オー、予約は入っているから大丈夫よ。あと5分くらいかな」
カラッサの空港にはたくさんタクシーがいるから心配ないといわれてきたが現実は話とはまったく違っていた。
電話を最初にしてから40分以上経ってタクシーが来た。でも手前で停める奴がいる。まさか、あいつが乗ってくんじゃないだろうな、と心配になった。でも運転手は手を横に振ってこっちに向かってくる。
かくてようやくタクシーに乗れた。
さて、もしも読者諸氏がカラッサに行くことがあったらラゲージをピックアップする前にタクシーを呼ぶ、このことを忘れないで欲しい。田舎の空港には何もなく本当に退屈だから。
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