2010年8月28日土曜日

取って置きのオーストラリア

 もう一つあった。それはベッティング(賭け)の申込み用紙と記入用の鉛筆だ。そう、なんとテーブルで選んだ馬にどれだけかけるかを決め、用紙に記入する所までできると言う至れり尽せりのサービスになっている。
 ここで賭け方を説明しよう。全部で六種類のカードがあるのだが、シンプルな方の三種類を最初に説明する。
 一番普通なのが「WIN AND PLACE」だ。まず左端のMeetingの欄を見る。左側に上から、S、M、P、C…と書いてあるのはレースコースの頭文字だ。Sはシドニー、Mはメルボルン、PはパースだからPに鉛筆でマーキングする。そう、マークシート方式だ。右側には上から、R, T, Dと書いてある。Rは競馬、Tはトロット、そしてDはドッグレースだからRにマーキングする。
 次の欄にはRaceと書いてあり、1から10までの数字が書いてある。これはレース番号だから、かけるべきレースの番号にマーキングをする。
 次の欄に移ろう。ここにはSelectionとあり、1から24までの数字が書いてある。選んだ馬に対応する番号にマーキングすれば良い。
 次の欄の左側はWin、すなわち一着になることにどれだけ賭けるかを示すところである。1から順に大きくなる数字にマーキングすればその額が賭けた金額となる。
 右側はPlace、これは選んだ馬が一着、二着,三着のいずれかに入ったら勝ちという賭け方の枠だ。やはり掛け金に対応する数字にマーキングをすればよい。
 このカードをレストランの一番奥のカウンターに持っていき、備え付けの読み取り機械に差し込むと掛け金の合計額が表示されるとみえ、係りのお姉さんがxxxドルxxxセントですと言ってくれる。その金額を支払えば賭けの手続きは終わりだ。機械から取り出したカードを見ると、裏側に賭けの内容が印字されている。
 では予想が当たってPlaceに選んでいた馬が二着になったとしよう。勿論それに応じた賞金が手に入るのだがやり方はいたって簡単だ。例のカードを持っていき、先ほどの機械に入れれば良いだけだ。お姉さんがその場で賞金を渡してくれる。
 次のレースに賭けるためのカードをマーキングして持っていった場合は、当たりカードと一緒に機械に入れれば良い。支払いと払い戻しを計算した上で過不足をお姉さんが知らせてくれる。なんとも楽なシステムになっているのだ。
 賭けカードには他の種類もある。一、二着がそれぞれ選んだ馬になった場合に勝ちになるものから四着までがぴたりと当たらなければならないものまである。が、皆が記入しているのは紹介した「Win & Place」が殆どだ。

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